世界:ミッションはなにか?

マーケティングについて簡単な指導をすることがある。
コトラー教授のSTPと4Pである。
 
経験のある事業者の場合、P:セグメンテーション、T:ターゲット、P:ポジションについては
ゆっくり再構築していくしかない。
 
霊験あらたかなのは4Pである。
 
プロダクト
プライス
プレイス
プロモーション
 
あんた、いま、なにを、してるの?
なにが商品なの?
その商品にとって価格はどんな意味を持っているの?
プレイスに非効率はないの?
販売チャンネルは?メインは?ニッチは再検討したのか?
 
プロモーションは何に貢献したの?
ベース顧客?
新規顧客?
流通在庫速度?
販売チャンネルの開拓?
 
 
たいてい、商品・在庫管理と経営とが混同されている。
そのとき聞くのだ。
 
「あなたが事業者である意味はなに?」
あなたの事業のミッションはなんなの?
おおむねここらでハッとした顔になるものである。
 
 
血の汗流して立ちあげ守ってきた事業ミッションを忘れている…
あるいは、独立だけが目的であったのがハッキリする場合もあるのである。
 
単独事業者に限らない。
チーム内でも目標達成があやしくなると、数字合わせだ。
同じ資源で償却を優先する弥縫策が出てくることもある。
 
ではこの事業ミッションはなにか?
このしごとは仲間をどこに連れて行こうと企画されたのか?
ゴールは?ストラテジーは?間違ってないのだろう?
では仕組みを組みなおそう…
 
ミッションはなにか?
自分は世界に何を残そうとしたのか?
 
世界とは自意識の裏である。
若い人は世界と和解するところから始めてもいいのではないか。
 
世界など自分の別名に過ぎないのだから。