ドイツ銀行 -kabuoyajiさんの記事から-

kabuoyajiさん、こんばんは。
話題をお借りいたします。
お許しください。
 
 
 
ドイツ銀行が大変なようである。
 
EUについてはよく知らないので、、、というか金融界についてはよく知らないのだが
金融がどんなものかは多少知っている。
 
問題なのはいわゆる古典的なMではなく、「リキディティ」の奔流である。
欧州問題は貸借対照表の問題に過ぎないので付け替え付け替えで片付く話である。
 
米国がやったように、リーマンの代わりに欧州の何かを潰して見せて
ECBにフリーハンドを渡せばいいのではないかと思う。
 
市場金利はバイアスがなければ資本の限界収益率に収斂する。
 
銀行のBSが毀損している状態では与信出来ないから、
機関車としての国民所得上の投資セクターははダウン。
 
GDPを牽引するセクターがなくなる
→購買力減退、デフレ
→資本収益率は下がる
→異様な低金利の長期化
→銀行はECBに与信されて国債で運用、利ザヤで食う
 
ユーロは、塗り込められていたキメラ通貨の負債を返済しなければならないだろう。
マルク高に泣かずにユーロのうまみを満喫したドイツはその借りを返すにやぶさかではないだろう。
 
 
大英帝国マーチャントバンクは植民地為替の為の銀行だったはずで
異国への投資貸し付けが金利程度の収益で可能だったのは
植民地から剥がして来たものが本国で高く売れるに決まっているからである。
 
大英帝国海軍が担保して初めて銀行は成り立つ…
だいぶん忘れております、失礼しました
 
つまり銀行は出来レース状態でなければ機能しない。
みんなグルなんだから、問題自体がないのである。
 
つまり、ママごとで、泥団子と葉っぱのお金の伝票が合わなくなった類の話である。
あそんだ子同士で片づけて、もうご飯だから帰ってらっしゃい、、、の世界である。
 
 
こないだから、野口悠紀雄先生のご本を拝読しているが
あのクラスの経済学者はビルの空調管理のようにビシーと計算できる範囲での技術屋さんである。
パラメーターの扱いは上手いが、銀行が成り立つ範囲の歴史的考察はまずない。
 
中央銀行が成立したのは第1次大戦前である。
近代は案外長らく日銀やFedなしでやって来たのである。
偉大なる時代を築いた英国もフランスも。。。
 
イタリアやギリシアはユーロは納税だけに使う通貨にして
国内はリラだのドラクマで回すとか、、ドルや煙草のラッキーストライクも流通させるとか、
二重三重通貨制にして民間からユールを集めて返済に回せないのかな?
本邦で大東亜戦争のとき 物資不足で民間から鉄や銅の供出をしたように。