コクリコ坂から を観る。

先週来DVDで数回観ている。
 
 
ヒロインと主人公は普通の高校生だ。特に大問題も起こらない映画だが
買い物に走る二人乗りの自転車の背景、あるいは黄昏て一人帰る主人公の家路の橋のシーンが美しい。
 
 
美は細部に宿ると巷間いはれるが、宿るのではなく、細部からそれにひそむ物語を召喚するのである。
 
 
物語とは鬱屈の別名である。
 
 
 
 
救済の物語を顧客の心のうちに描けるのか。
管理職の連中をもっと違うやり方で教えるべきだったかと思う夜もある。今宵のように。
 
 
十分に学ばせたか?
上を向いて歩けよとちゃんと伝わったか?
自責の想い、しきりである。