5/3(月) hiromichit1013さんのブログ。

 
 
hiromicht1013さん、こんばんは。
 
 
ご返事申し上げようと思いましたが、
コメントに書くべき量でもなくなってしまいましたので、
自分のブログに書きます。
 
勝手ながら、貴ブログに書かせていただきました、私のコメントと
hiromichit1013さんのご返事をここに再録させてください。
よろしくお許しいただけますよう、お願い申し上げます。
九拝。
 
2010/5/2(日) 午後 1:44[ 軍艦 ]
 
hiromichit1013さん、こんにちは。
いつも楽しく読ませていただいております。

今回の紅ハンスさんとの話は本当に楽しいですね。

赤字国債は国内の需給ギャップを政府が埋めているだけですから
ギャップがあるかぎり問題ないのではないでしょうか。

国債は日銀に買いオペさせればいくらでも発行できるはずですが…
政府から日銀に金利を払って日銀余剰として政府が回収すれば実質無利子ですし。

銀行にとって自国通貨建て国債ほど会計上安全な資産は無いので、現状のオーバーバンキング状態ならいくらでも買うでしょう。

国家財政の破綻とは対外債務に対するデフォルトのこと(借りた外貨が返せないこと)ですから現状の超黒字国際収支状態かつ外貨借り入れなし状態では破綻しないと理解しております。

天災、戦争、テロなどで生産・情報・物流がストップして、復興需要で輸入が激増すれば状況も変わるのでしょうが…
 
 
2010/5/2(日) 午後 2:19[ hiromichit1013 ]
 
軍艦様、極端な話、税収がゼロになり、信用不安が起きても、国債を買い続ける銀行があるのでしょうか。返していくれる当てのない国債を買うほどお人好しの銀行があるのでしょうか。日銀が紙幣をすれば、インフレとなり、確かにこうすれば国債の償還は容易になるでしょう。ところが政府も日銀も、こういう政策は取れないでしょう。
 
 
2010/5/2(日) 午後 6:26[ 軍艦 ]
 
hiromichit1013さん、こんにちは。
さっそくにお返事いただきましてありがとうございます。

①税収がゼロなら赤字国債で行政支出をすればいいとおもいます。
今も同じようなモノです。

②返してくれるアテがなければ事業法人間ではお金はかりれません。
しかし国債の償還の場合、国の償還期限付き借用書を、
日銀の償還期限なし借用書に替えるだけ…ですから問題ありません。
兄弟同士で夕飯のオカズの取り換えっこや貸し借りをしているのと同じです。

③また日銀が紙幣をすればインフレに…というのは需給に強烈なマイナスギャップがある現状では起こりにくいと思います。

また米国の狂気のようなFed貸借対照表の膨張(2008年0.8兆ドルから2009年の2.2兆ドルの3倍弱)に対して米物価水準は平穏です。

④財源論は予算権をもって威張りたい主計財務官僚のPRに過ぎないと考えております。
 
2010/5/3(月) 午前 8:21[ hiromichit1013 ]
 
軍艦様、①②国内消費であれば良いですが、石油を買うには日銀借用書では買えません。③米国はドル基軸で原油と軍事力で担保しています。④そういう説もありますが、余りに問題を矮小化しすぎています。財源論なしに日銀紙幣をすればいいという説があるのは知っていますが、余りにも信じ難い説です。
 
■以上のコラムのご返事に対して、私の考えを開陳させていただきます。
 
普通に無税で国債で政府支出をするべきだとは思っていません。
ペーパーマネーは必ずその発行体を呪うので、呪いを遅らせるシステムが必要です。
その意味で財政規律はたとえ守られなくても尊重されるべきです。
 
それはそれとして、現状は緊急事態ですので
火事の時にガラスを割って土足で住居に入ってホースで水をかけてもいいような…
ま、そういうふうな無茶はしても経済的には問題ないと考えています。
 
まず、hiromichit1013さんのご指摘に対する返事です。
 
①②石油を買う時は本邦にバリバリ流入する石油の元締め米国の借用書ドルで買えばいいのではないでしょうか。本邦の政府と民間アカウントにウナりを上げて積みあがりつつあるドルで買えばいいと思います。
最近、政府は手持ちドルを増やしてないようですが。
 
③日本は米国の劣等国民ですから米国の軍の運用を提案すればいいんですけどね。
そんな気概はないですよね。
 
冗談はともかく、日チャイナ中東はドル覇権的に桃太郎の猿、雉、犬ですから(笑)
 
日本の国家としての独立性を自ら担保する意思を示せばドルは暴落するでしょう。
日本が独立の気概を示すと言うことは米国が世界戦略上重要なドルポンプの馴化に失敗したと言うことです。
 
西欧牧畜国家の常識で言えば自分の牧場で家畜が自治をはじめたに等しい状態です。
ジャップごときに人間ヅラされれば米国は終わりです。
ドルは暴落しますね。

現実には、日中は米国の中古兵器を喜んで買うポチとして大切にされています。
 
④世界を構築する意思を持っているのは米国だけです。
意思はあるのにビジョンと能力がなくなってきた…というのがつらいところです。
 
主計官僚が…というのは確かに矮小な問題なのですが、
本邦の行政は矮小な構想でチマチマと動いております。

少なくとも米国のように世界を構築したいとは思っておりません。
定年まで無事に過ごして再就職先で威張ってたいなあという官僚が
現状肯定的に国家デザインをなさっているのが現状だろうと思います。
 
蓮ホウさんがやってる仕分けなんか、正に高校生の理屈ですよね。
生徒会に一任だって言うんなら予算会議はせずに各クラブの予算要求は直接提出します!
あほか。
 
■今回の一連の恐慌は平時というより戦時と考えております。
 
Y=C+I+G  とういう恒等式を前提に国家経済を運営していくなら
C:消費と、I:投資の減退がデフレギャップを作る以上
G:政府の支出を増やすしかありません。
 
問題は所得Yをどう作っていくかだけですから、年単位の課題です。
年単位で解消できるなら(1単位か10単位か分かりませんが…)フロー問題と割り切って
政府が有効需要を創出し下方シフトした需要曲線を上に引っ張るしかありません。
 
国債は当面は日銀の借り方でためて置けますから家計貯蓄をあてにしなくても大丈夫です。
マイナス需給ギャップ50兆円が埋まるまでインフレもありません。
 
取り合えずは資金ポンプとしてGの支出で下支えして
長期的にはギャップを埋めるだけの消費を作ればいいと思います。
 
そして、国のあるべきビジョンを示せばいいと思います。
 
年金システムを変えて高齢者の支出を増やす。
同じくリタイア後に備えた壮年者の貯蓄過剰をなくすために福祉プランを作る。
観光立国を宣言し、年間1億人の観光客で需給ギャップを埋める。
 
円をアジアの基軸通貨として新・IMF、JMF(ジャパンマネーファンド)をつくり
環太平洋経済圏を構築。宗主国として経営的余剰で喰っていく。
いろいろ出来ると思います。
 
日本人以外で初めて空を飛んだのは、
機械メーカーの研究員ではなく、素人のライト兄弟です。
 
ビジョンと意思は人を新たな地平に導くと信じています。