面白い、「こんな日本でよかったね」 内田 樹

内田 樹 先生面白い。
 
全国団塊ファンの皆様におすすめです。
 
構造主義が」わかると違う日本が見えてくる」
と帯の惹句にありますが、
違う日本は見えてきません
今日の低電圧、なれあい構造がはっきりするだっけです。
 
「人間が語るときにその中で語っているのは他者であり、
人間が何かしているときその行動を律しているのは主体性ではなく構造である。」
というのが本書の主な主張ですと前書きの5ページに書いてしまっているあたりが(笑)
好きだ、内田樹
 
 
第1章のしょっぱなは
『言いたいい事は「言葉」のあとに存在し始める』
である。
いつもコメントの論旨明瞭な三州屋さんに喧嘩を売っているような題名である。
 
内田先生のご専門は、おフランスである。
フランス人ごときが…というよりフランス語ごときが
構造に思い至るほどの可能性を秘めていたことに感謝したい。
 
認識について考える時、ヘタをするいと全て
ぎゃーてーぎゃてー仏教に持ってかれてしまうのである。
 
フランス系もぜひ頑張ってほしい。
私も漢字とタカナの少ないモノを読んで応援した行きたい。