商売極意「天・地・人」…嘘です(笑

新聞などで見る我が家の教育方針でダントツ一位は「人に迷惑をかけるな」であろう。
 
高3の三女に梅田でムシられているときに、
ムシられるのはお金ではなく時間である!エンドレスファンシーショップ巡り!
 
それはさておき、三女に梅田ファンシー引き回しの刑に処せられているときに
 
私    「この不景気に人だらけやなあ」
三女  「うん」
私    「まっすぐ歩けん」
三女  「うん」
私    「めちゃめちゃジャマやろ」
三女  「うん」
私    「人間は生きてるだけでジャマやかねん。すごい迷惑。」
三女  「すごい迷惑。」
私   「お前もいるだけで迷惑やから。それでいいから、迷惑かけても許される人になってね。」
三女  「わかった、迷惑かけて、頑張る。」
 
なんの話しかというと社会に出る話である。
しゃべっていて、子供の職業人志向が強いのには驚く。
 
どこかでバカ・ゲット!してそのバカを一人前のおっさんにして、その血をすう…
そういう古式ゆかしい発想はないようである。
 
 
世間にでて職業人として、世界に迷惑をかけながらどう生きるか?
…それはつまりどこに就職するか?というふうに考えているようである。
 
安定志向で銀行がどうの、郵便はどうとか言っている。
お前ね!融資先がなくなって国債買ってる銀行に未来があるか?
資金運用部資金からから国債シフトしてる郵貯や宅配に負けてる郵便に未来はあるか?
 
 
toBがどうのと大学生の次女あたりはそれなりの話を聞いてきているようだが
人口減少時代は20-30年はつづくだろうから、殆どの産業は斜陽化する。
 
斜陽産業の大手で自分の居場所を確定するのはキツいだろう。
 
 
以前30代のマーケッターが自分でとんかつ店を始めるとき
「とんかつは、衰退業種なんでね。個店レベルでいくらでもニッチはあるんですよ。」
と言っていて、さすがだ!と思ったものである。
 
私も無意識に、常々、成熟しきった業種のニッチを探して仕事しているのに気づいたのだ。
 
 
莫大なお金が渦巻いているところに行って
『まだ』誰もしていないサービスをしなさい。
これが、商売の真髄の「地の巻」である。
 
 
「天の巻」は扇子商売である。
 
そして当然に
「人の巻」はヒミツである。
ははは。 わはははははは。
 
 
なんだか尻切れトンボが飛んでいくような話だが
戦後ゴルフの60年の歴史を見よ!
 
♪ 課長はゴルフにシビレテるー
と歌った1960年代から30年
平成の御世にはゴルフは
名実ともに社長会長ゲームに成長したのである。
 
文化はそのように10年スパンで、一世代以上のライフサイクルを持っている。
文化は職業をつくる。そして産業を造る。
 
自分の居場所がその文化的ライフサイクルのどこに位置しているのか?
これを問わずに、職業人人生をいかに語るらむ (莞爾