3/19(土) 震災から1週間、フィスコの市場見通し記事

国内株式市場見通し:原発事故の封じ込めが焦点、危機回避時の反発力は強い可能性

3月19日(土)10時46分配信 フィスコ
今回の悲惨な震災の犠牲となった方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様、そのご家族の方々に対しまして心よりお見舞い申し上げます。


11日の東北地方を襲った大震災、これによる福島第一原発の爆発事故を嫌気し、日本株市場は暴落。週明け14日に1万円の大台を割り込んだ日経平均は、翌15日には一時8227.63円と2009年4月以来の安値水準となった。テクニカル面では目先的なサポートとして意識されていた2010年11月の9123.62円、同9月の8796.45円を割り込んだことにより、サポートとして意識される水準が2009年3月の7021.28円まで切り下がった。

海外勢からは売られ過ぎといったバリュエーションの異常値に着目する動きなどがみられたが、原発爆発事故への不安が高まる中、関連する報道等に大きく振らされる展開。為替市場ではリスク回避やリパトリ(本国への資金還流)思惑の円買いが強まり、ドル・円は一時76円台に突入。先物市場では日経225、TOPIXともに価格の急変動時に相場を安定させるための、サーキットブレーカーが幾度も発動された。

この市場混乱のなか、日本銀行の追加緩和策に加え、週末には7カ国財務省中央銀行総裁(G7)での緊急電話会議において、協調して市場介入することを決定。寄り付きと同タイミングでの協調為替介入によって、これを好感した株式市場も、一気にリバウンドの流れが強まった。

世界の注目は引き続き、日本の原発事故の冷却作業に向けた進展に向けられている。自衛隊ヘリや地上からの放水、外部の送電線からの電源回復に向けた取り組みなど、様々な施策が講じられている。原発事故の拡大を封じ込めることが出来るか否かが、今後の株式市場の動きを大きく左右することになる。

震災による企業の生産工場の損傷、計画停電の影響による経済の混乱によって、先行きの経済回復が遅れるとの懸念がある。しかし、原発事故の拡大を封じ込めることによって、最大の不安要因が後退することにつながるため、日本の復興に向けた動きが加速しよう。

既に企業の一部にも操業再開のめどがついてきているところが出てきているほか、石油なども供給が安定化するとも伝えられている。震災地への石油輸送が始まっていることに加え、国土交通省は19日から被災者のための仮設住宅の建設を始めると発表。徐々にではあるが社会インフラ回復への期待も高まってきており、株式市場も活気を取り戻してくることが期待される。

バリュエーションを無視した形で売られている状況であり、日本株全体の水準修正が行われる局面となれば、物色はコア銘柄が中心となる。また、中小型株のリバウンドを見る限りでは、急落による強制ロスカットの形での換金売りによって、需給状況は一気に改善した可能性がある。SNS関連など、震災の影響が軽微とみられる銘柄などのリバウンドは早そうだ。また、テーマとしては、原発に替わる代替エネルギー関連や、社会インフラ関連などが注目されるだろう。

なお、国連安全保障理事会は、リビアカダフィ政権による反体制派への空爆などを防ぐため、同国上空に飛行禁止区域を設定する決議を賛成多数で採択している。日本が復興に向けて活気を取り戻す一方、リビア政情不安が市場の波乱要因になる可能性はある。

《TN》
 
よくまとまっていると思う
 
■サポートとして意識される水準が2009年3月の7021.28円まで切り下がった。
 
■売られ過ぎといったバリュエーションの異常値に着目した、海外勢からの買い。
 
■リスク回避やリパトリ(本国への資金還流)思惑の円買、ドル・円は一時76円台に突入。
 
G7の緊急電話会議、協調介入決定。寄り付き介入で一気にリバウンド。

原発事故の拡大を封じ込めの成否が、今後の株式市場の動きを大きく左右。
■急落による強制ロスカット換金売りで、需給状況は一気に改善した可能性。
■国連安全保障理事会リビアに飛行禁止区域決議、リビア政情不安が波乱要因。
 
 
自分の考えを少し書いておく。
 
①書かれていない大切なことがいくつかあるようにも思う。
②バリュエーションについては、短期前提のすべてが変わったので考慮の外とする。

③海外からの買いは急落で日本株のウエイトが下がった分のリバランス。
  つまり、買いは終了し、値上がりすれば売りが出る性質の買いと考える。
ロスカットで買い一掃、需給ウエイトは改善した。だから新規に買うかどうかは別。
リビア政情不安は長引かせるかもしれない。
  NY原油・金の動きが微妙。インフレ政策に黄色信号が点ったようにも思う。
 
 
⑥世界各国からの支援があり、ツイッターなどを見ると目頭が熱くなる。
  しかし、支援してくれる多くの国が日本と全く違う国であることは覚えておきたい。
  
犯罪だけではない、
例えば、カボチャ祭り、「トリック・オア・トリート(Trick or treat. 悪戯かご馳走か)」で
魔女の扮装の子供が、お菓子をねだるのは、本邦ではやくざ者と変わらない所業である。
 
子供たちが嬉々とそういう遊びをして、大人がそれを目を細めて眺めている国々と
我々は付き合って行かねばならないのである。
気の重いコトである。
 
被災地の街で、放火をせず、略奪をしない住民。
警察力を喪失した街で何時間も並んでモノを買う国民。
 
世界は今、人間らしい心を持たない、機械のような日本人の行動に驚いている。
たぶん、スーサイド・アタック、、、イスラム自爆テロを思い出しているだろう。
 
にやにやと曖昧に笑うツリ目で出っ歯の眼鏡のちび、神風アタックの非キリスト教国。
自分たちのように頭の上で両手振りまわし、大声で怒鳴リ散らすわけでもない。
韓国のように転げまわって泣くわけでもない。
 
私が、「オゥ!」とか「シット!」とか言って暮らしている米国人なら
日本人は不気味だから嫌いである。
 
自分がアルファベットの26文字を扱いかねているのに、
100個近いかな文字と千個以上の漢字を使う民族…
不気味…ですよね。