米国株(22日):ダウ 2日間 で6%下げ

昨夜 9月22日 はよく下げた。  ブルームバーグ記事を残しておく。
今夜 9/23はいささかの リバウンドの想定である。
CME は 8430 で引けてるようだが、よく分からない。
 
 
■米国株(22日):ダウ平均、2日間の下げとして08年以降最大(1)
米株式相場は急落。ダウ工業株30種平均は2日間の下げとしては2008年12月以降で最大となった。世界的なリセッション(景気後退)の再来を回避するための政策手段が尽きつつあるとの懸念が広がっている。
 
  S&P500種株価指数では主要10業種すべてが下落。特に商品や鉱工業関連の下げが目立った。アルミ生産のアルコアや建機大手キャタピラー、銀行バンク・オブ・アメリカBOA)など経済成長と関連性の強い銘柄が大きく値下がり。小荷物輸送最大手のフェデックスは大幅安。利益見通しの引き下げが嫌気された。
 
  S&P500種株価指数は前日比3.2%安の1129.56。過去4日間では7.1%の下落となった。ダウ工業株30種平均はこの日391.01ドル(3.5%)下げて10733.83ドル。過去2日間の下落率は5.9%。
 
  JPモルガン・ファンズのチーフ市場ストラテジスト、デービッド・ケリー氏は電話インタビューで、「投資家はまず先に売って、考えるのは後にしている」と分析。「問題なのは、政策当局が解決策の手がかりを全く得ていないことだ。米連邦公開市場委員会(FOMC)は景気そのものに対する信頼感を示す必要がある。あとどれだけ相場が下げるか私には分からない」と述べた。
 
  MSCIオールカントリー世界指数は4.5%下落し、5月2日からの下落率が20%を超え弱気相場入りした。世界的な景気減速懸念から、S&P500種は4月29日に付けた3年ぶり高値から17%下落している。
 
          新たな金融危機の恐れ
 
  FOMCが声明で景気の下振れリスクを指摘したことを嫌気し、前日も株式相場は大幅安となっていた。
  米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のモハメド・エラリアン最高経営責任者(CEO)はこの日ワシントンでのイベントで、世界的にソブリン債震源とする新たな金融危機が間近に迫っていると警告。欧州中央銀行(ECB)は域内の債務危機波及を封じ込めるための「サーキットブレーカー」を設置していないと指摘した。
 
  同氏は「金融面での国際的な介入の必要性が大幅に高まっている」と指摘。「サーキットブレーカーの役割を果たすためには、もっと遥かに大きな力が必要になる。ECBがどれだけ資金を投入したかを踏まえ、サーキットブレーカーを作り出したかどうかを考えてみて欲しい。投入額は莫大(ばくだい)であるとはいえ、答えはノーだ」と語った。
 
  FOMCの景気見通しのほか、9月のHSBC中国製造業購買担当者指数(PMI)で製造業活動の3カ月連続での縮小が示されたことを受け、株価はこの日、世界的に下落した。
 
          フェデックスが大幅安
 
  モルガン・スタンレー・シクリカル指数は5.2%安。ダウ輸送株平均は3.1%下落。KBW銀行株指数は2.7%下げた。商品相場が年初来の上げを失う中、S&P500種では原材料およびエネルギー株の指数が最も下げた。
 
  アルコアは6.7%安の10.11ドル。キャタピラーは6.9%下落の73.90ドル。BOAは5%下げて6.06ドル。
  フェデックスは8.2%と大きく下げ、66.58ドル。景気回復の鈍化で速達配送需要が低迷し輸送量が伸び悩んだほか、ジェット燃料コストの上昇も響いた。
 
更新日時: 2011/09/23 06:56 JST