10/15(土) 週間展望

相場の変わり目のような気もするので、残しておく。
 
遠からず、反発して年末相場に向かうなら、
買いで乗っかりたおモノである。
 
…では、いま 48枚も売っているのは ナゼか?  (笑)
 
 
■株式週間展望=ユーロ首脳会議控え神経戦―アップル、インテル決算に注目、円高是正で輸出関連物色
10月15日(土)9時13分配信 モーニングスター
 
 
 今週は現地9日、ユーロ圏の債務危機拡大防止に向けドイツのメルケル首相とフランスのサルコジ大統領が、全面一致の協力姿勢を示したことに続き、10日にはフランス・ベルギー系大手銀行で、南欧諸国の国債を大量に保有するデクシアの経営破たんに際した手際の良い救済劇。これでマーケットに安心感が広がり、日経平均株価の底割れ懸念が遠のいた。さらに13日はEFSF(欧州金融安定基金)の拡充案に関し、スロバキアが一転して可決する見通しになったことを受け、日経平均は約3カ月半ぶりにミニ・ゴールデンクロスを達成する。
 
 これを受けた来週(17-21日)の展望だが、現地14-15日のG20(20カ国・地域)財務相中央銀行総裁会議の結果がマーケットに対し中立だったことを前提に組み立てると、意識せざるを得ないのが23日にEU(欧州連合)・ユーロ圏首脳会議が控えていること。独・仏は今月末までにユーロの包括的な安定策をまとめ上げるとしているが、まだまだ流動的とみられることに加え、来週の一連の動きがマーケットにとって賞賛すべき内容だっただけに、ありふれた内容だと失望を呼ぶ可能性がある。
 
 また、欧州の銀行の新たなストレステスト(健全性審査)の内容が厳しいものになるとの観測があることも気掛かりだ。バブル崩壊後、「トゥー スモール、トゥー レイト」と、常に過小で後手に回った金融緩和を批判された日銀を反面教師にしていると思われるが、やはり、欧州発の金融不安の懸念が払しょくされなければ、積極的に上値は買いづらい。実態無視の安値圏にある輸出関連銘柄にしても、逆張りのリターン・リバーサルの域を脱しにくいだろう。
 
 来週は国内では19日に日本製半導体製造装置BBレシオが公表され、米国では現地19日に9月消費者物価指数、住宅着工件数、同20日に10月フィラデルフィア連銀指数、9月中古住宅販売件数が発表されるが、企業の決算も見逃せない。金融ではシティグループが同17日、バンク・オブ・アメリカゴールドマン・サックスが同18日に決算発表を予定し、同じく18日に予定されるアップルとインテルは関連銘柄への影響が大きいだけに要注目だ。
 
 全般的に神経質な相場展開が予想されるが、長期化する可能性はあるが、基本的に欧州債務問題の収束への期待は持ち続けたい。物色対象としては、円高是正の動きの中、自動車、半導体、電子部品など輸出関連株。また、輸出関連と明暗を分ける形で下落している内需・ディフェンシブ系の銘柄も、個別の好業績銘柄を引き付けて狙ってみたい。(真鍋浩幸)