2/7(火)  トヨタ、今期業績予想の上方修正

ブルームバーグトヨタ 好調記事   来ますかね?  これで 9000円回復か!?  (笑)
あしたの朝刊一面が楽しみである。
 
 
トヨタ:純利益予想引き上げ、市場さらに強気-奪われたシェア回復へ 
 2月7日(ブルームバーグ):自動車メーカーで国内最大のトヨタ自動車は7日、今期(2012年3月期)の純利益予想を上方修正し、2000億円とした。従来予想を11%上回る。東日本大震災やタイ洪水の影響がなくなる今年は、新型車の大量投入効果などによる販売増が予想され、市場関係者からは今期業績見通しについて、トヨタ以上に強気の声が出ている。
 
トヨタは今年、できるだけ量を生産し、可能な限りの回復を図ってくるだろうと、みずほ投信投資顧問の青木隆ファンドマネジャーは話す。また、今期末までの生産台数も、トヨタの予想を上振れる可能性も十分あるとみている。
髙木証券の勇崎聡投資情報部長は、トヨタの本来の実力からするともう少し上かもしれないとみている。今回の業績予想の上方修正は最悪期を脱して本格回復に入ったというコンフィデンスの表われだと指摘する。富国生命投資顧問の桜井祐記社長も、今回の業績見通しは多少慎重で、若干上振れる可能性はあるという。ただ、その規模は大きくなく、さらなる上方修正をしたとしてもポジティブサプライズにはならないだろうとコメントした。
 
今期の業績予想で、アナリストはトヨタよりも楽観的だ。トヨタの純利益予想2000億円の公表前に、ブルームバーグが集計したアナリスト20人の予想平均値は2854億円だった。
トヨタは今年、米国市場で19の新型車を投入するなどで、ダイハツ工業日野自動車を含むグループ世界販売で前年比21%増の958万台を計画している。これは昨年の世界販売台数でトヨタを上回った米ゼネラル・モーターズ(GM)や独フォルクスワーゲン(VW)のほか、韓国ヒュンダイ(現代)自動車などのライバルのほうが、昨年に得たシェアを奪われるかもしれないことを示唆している。
 
ブルームバーグサーベイによると、トヨタは米国でGMからシェアを奪うかもしれない。トヨタは米国シェアで、昨年の12.9%から今年13.8%となる可能性があるのに対し、GMは昨年の19.6%から今年19%へ下落するかもしれない。
トヨタが7日発表した10-12月の純利益は、前年同期比14%減の809億円だった。売上高は同4.1%増の4兆8652億円、営業利益が同51%増の1497億円となった。利益段階で前年同期と比べ、為替変動の影響で700億円、法人税などの影響で904億円などのマイナス要因があった。
 
また、トヨタは同日、今期業績予想の上方修正を発表した。原価改善や営業面の努力などが寄与する。決算資料によると、今期予想の売上高は前期比3.7%減の18兆3000億円(従来18兆2000億円)、営業利益が同42%減の2700億円(同2000億円)。今期計画の世界販売は前期比1.4%増の741万台(従来738万台)に引き上げた。
 
トヨタの伊地知隆彦専務は都内の決算会見で、世界販売計画の上方修正について、「プリウスα」や小型ハイブリッド車「アクア」などの販売増を見込むためと説明した。また、今年の米国市場は1360万台の規模を予想し、トヨタは新規19車種を投入して190万台の販売を計画している。
トヨタの大竹哲也経理部長は名古屋の決算会見で、タイ洪水により生産に24万台程度、営業利益に1100億円程度の影響になると指摘した。また、東日本大震災の影響は、15万台程度、1600億円程度と語った。
 
タイ洪水の影響では、現地の四輪車工場が水没するなどの被害を受けたホンダは1月31日、今期予想の純利益が2150億円と、撤回前を下回る水準になると発表した。
トヨタの株価は7日終値で前日終値と変わらずの2986円。昨年は11月24日に年初来安値の2330円をつけた。
 
更新日時: 2012/02/07 21:28 JST