6/13(水) 株式は高いが、 スペイン国債7%弱で 救済督促状態。

近週末にギリシア選挙を控え、欧州危機はスペインイタリアに波及の様子。
しかるに、本邦は三日連続1兆円割れの閑散市況で 25MA-8644 の下に貼りつく売り手不在。
 
督促相場で急落してもおかしくない状況だが、買い方もすっかり掃われてしまったのだろうか。
 
下記にスペインイタリア国債急落の記事を残しておく。
本日の本邦はこの状況で  8587  +51  と 25MA-8644 の 60円したまで上がったのである。
 
見通しの悪いというか、トロい相場で損を出している身としては
Fedで何か出るのではないか?みんなそれを知ってるのではないか? と邪推するのである。 
 
 
■過去最高のスペイン債利回り、イタリアに救済が及ぶ恐れ示唆
 
  6月13日(ブルームバーグ):スペインの指標となる借り入れコストは12日に過去最高水準に達した。救済対象がスペインに加えイタリアにも及び、欧州連合(EU)の支援が限界まで膨らむとの不安が広がった。
 
10年物スペイン国債利回りは3日連続で上昇して一時6.83%と、1997年以来の高水準を付けた。スペインのラホイ首相が経済政策の土台に据えている財政赤字目標を達成できないと、格付け会社フィッチ・レーティングスが予測したことが影響した。イタリア10年債利回りもほぼ半年ぶりの高水準に上昇した。
 
昨年12月以降、利回りを抑制してきたユーロ圏銀行向けの1兆1000億ユーロ(約110兆円)に上る公的な資金供給の効果が、債券市場の混乱で失われた。スペイン10年債利回りは、ギリシャアイルランドポルトガルが救済要請を余儀なくされた7%の水準付近にある。ソシエテ・ジェネラルの欧州担当チーフエコノミスト、ジェームズ・ニクソン氏(ロンドン在勤)によると、イタリアは数カ月以内に救済要請が必要になるもようだ。
 
ニクソン氏は電話インタビューで、「危機が次のドミノであるイタリアを倒すことは避けられないだろう」とし、「南欧経済は実際に急激に落ち込んでおり、市場で南欧の債券への投資意欲は急速に失われつつある。その動きを転換できるものが見当たらない」と述べた。
 
 
原題:Spain’s Record Yields Show Italy Bailout Risk as CrisisSpreads(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:Madrid Ben Sills bsills@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:James Hertling jhertling@bloomberg.net
更新日時: 2012/06/13 09:30 JST