■QE3発表の確率は65%、無制限の債券買い入れ期待も

QE3を実施の予想が多いそうだ。
中央値65%。。。中央値ってーのがあやしい気もする。
 
中央銀行は自らを芸人幇間ではなく英雄と想定している。
「これまでのQEのように規模と期限を事前に定めるのではなく、景気動向に応じた無制限の債券買い入れに傾いているとの見方」
というのは、まるで世話焼きオバさんのおせっかいで、中央銀行エートスになじまない気がするのである。
 
金融など、ナメられたら終わりである。
欧州を、そして世界を助けてやるよ的な恩着せがましい金融緩和以外はしないと思う。
 
経済学が社会科学の女王なら、金融は経済のプリンセスである。
男と目があっただけでパンツを脱ぎだすような安いお姫様はいないわけで、
手袋に接吻させてやるだけで若き貴公子を追っ払ってこそプリンセス。
 
緩和してもよろしくってよ、とほほ笑むだけでどっきゅーんと株価を勃ててこそのお姫様。 (笑)
 
演説が長びいて、思わず下品になったが、記事は以下のとおり。
かいつまんで言うと、「セルサイドはQE3で煽ってますよ」 としか読めない。
 
 
■QE3発表の確率は65%、無制限の債券買い入れ期待も=エコノミスト
[ワシントン 13日 ロイター]
 
 米連邦準備理事会(FRB)は13日の連邦公開市場委員会(FOMC)後に量的緩和第3弾(QE3)を発表し、2015年まで超低金利を維持する方針を示すとみられている。

 ただ、QE3の規模や内容、その効果をめぐっては依然として疑問が残っている。
 
 FOMCは1630GMT(日本時間14日午前1時半)ごろ、声明を発表する。
 
 多くのエコノミストがQE3の決定を確実視しており、12日時点のロイター調査によると、エコノミストが予想するQE3発表の確率は中央値で65%。

 ファロス・トレーディングのマネジングディレクター、ブラッド・べクテル氏は「市場は総じてFOMCが(QE3を)決定すると予想している。問題はその規模だ」と指摘した。
 
 多くのエコノミストは、FRBが、これまでのQEのように規模と期限を事前に定めるのではなく、景気動向に応じた無制限の債券買い入れに傾いているとの見方を示している。
 
 この措置は米経済が、欧州債務危機の深刻化や、米国の減税措置の期限切れ、政府支出削減といった財政の崖がもたらすリスクを回避することに寄与するとみられる。

 米追加緩和観測の高まりを背景に米国や海外の株式市場はここ数週間に上昇してきた。FRBの措置が予想を下回った場合、市場は急落する可能性がある。

 エコノミストはQE3とは別に、FRBが1月以降、政策金利を少なくとも2014年終盤までゼロ付近に維持するとしている方針を2015年までに後ずれさせると予想している。
 
 FRBは声明発表の1時間半後の1800GMTに経済予測を発表する。また、バーナンキ議長は1815GMTに記者会見を行う予定。

 QE3については、回復し始めている米住宅市場を支援するため、QE第1弾で実施されたモーゲージ担保証券(MBS)の買い入れになるとの見方が一部のアナリストの間で出ている。
 
 ただ、最も可能性が高いとみられているのは、すでに低水準となっている長期借入コストの押し下げに向け、国債MBSを組み合わせて買い入れる措置だ。このプロセスにおいて、FRBは現在のツイストオペをやめ、新たな措置に切り替える可能性もある。
 
 金利がすでに非常に低水準であることから、QE3の効果を疑問視するエコノミストや政治家もいるが、FRBは景気支援に向け、追加緩和を通じて個人・企業への融資を促進したい意向とみられる。