8/5 Fedのフェイドアウトについてのブルームバーグ記事。


FRB転換、9月予想が5割 

FRBは、早ければ9月にも毎月の債券購入額の規模を縮小させると予想されている。
1986年以降、FRBが金融政策を引き締めに転じた局面は4回あり、今回の政策転換はおよそ7年ぶり。
ブルームバーグ・ニュースの調べでは、FRB政策金利を引き上げた当日までの12カ月間は、TOPIXが平均で30%上昇。直近の2004年には32%上げ、米S&P500種株指数を大きくアウトパフォームした。 

バーナンキ議長は5月下旬の議会証言で、米金融当局が景気の持続的な拡大を確信できる場合、今後数回の会合で債券購入のペースを減速させ始めることもあり得る、との見解を示した。

ブルームバーグが7月下旬に実施したエコノミスト調査によれば、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で緩和縮小に踏み切るとの回答は50%、10月は15%、12月は28%。来年以降の開始を見込む向きは、7%にとどまる。 

三井住友信託銀行の瀬良礼子マーケットストラテジストは、7月21日の日本の参院選前から「FRB量的緩和縮小がマーケットの主要テーマになっていた」と指摘。9月か12月のFOMCでの実施が考えられ、「タイミング良くできれば、ドル高と好調な米経済というプラス材料を追い風に、日本株は一段高の展開もある」と読む。

ブルームバーグ・データによると、市場参加者らはことし7-9月のドル・円水準を1ドル=102円、10-12月に105円、来年1-3月は106円、同4-6月は108円とみている。