「アラブの春」、シリア。

今日の日経新聞によるとシリア内乱は2011年の3月開始。「アラブの春」の一環であるようだ。

ウイキペディアで「アラブの春」をしらべると下記のごとし  



①2010年12月18日チュニジアでの暴動によるジャスミン革命始まる。

ジャスミン革命は、瞬く間にアラブ諸国へ伝わり

②2011年1月25日よりエジプトでは大規模な反政府抗議運動が発生、これにより30年以上つづいたムバーラク政権が崩壊
③同 2月17日、リビアでも、カダフィの退陣要求デモ、半年間の内戦状態、NATOの軍事介入で、8月24日首都トリポリ陥落、42年間に及ぶカダフィ政権崩壊

④ヨルダンでは、サミール・リファーイー内閣が2011年2月1日に総辞職。

立憲君主国のバーレーンでも反政府運動が計画され、政府は給付金を全世帯に給付するなど対処したようにみえたが、
首都マナーマの真珠広場で行われた中規模反政府集会を政府動員の治安部隊が強制排除し、死者が出る事態となっている(2011年バーレーン騒乱)。



⑥さらに、シリアでもアサド政権側の政府軍と反体制組織等による事実上の内戦状態に突入しており、死者数が数万人に及ぶなど泥沼化している(シリア内戦)。

⑦イエメンではこれまで続いてきた抗議運動の高まりにより、北イエメン時代から約33年間に渡り政権を維持してきたサーレハが大統領権限を委譲し辞職するに至った(2011年イエメン騒乱)。


なお、アラブ諸国の中でデモなどの動きがほとんどない国としてカタールアラブ首長国連邦が挙げられる。



とのことである

また下記のような記述もあり、「アラブの春」自体がユーラシア大陸の資源国に対する米国の安い戦争への模索であることが分かる。



アラブ諸国以外への波及
現政権に対するデモなどの動きはアラブ以外の諸国にも広がり、中国共産党一党独裁下である中華人民共和国でも、チュニジアジャスミン革命に追随しようとする運動の呼びかけがインターネットの掲示板等に書かれ、当局はネット規制とデモ場所によびかけられた北京王府井での警備体制を強化した。
この他、ロシアやイスラエルなどでも大規模なデモが発生している。



産油国をおおったアラブの春のさなか2011年に、日本では東北の地震により原発全面停止、電力不足。
翌、2012年にはシェールガスブーム。
一連の出来事は、米国のドル防衛「エネルギーブームの巻」のプロモーションだろう。

先週末からアベ首相は産油国を回って、相場より高く原油やガスを買うから日本のプラントを買ってくれと営業中のようだ。
世界的なドル循環のなかで、本邦もその役割を変えていくのだろう。


海老蔵団十郎を襲名するように、やってるのは同じ事だが、政権は世につれ、世は歌につれである。 その時々のはやり歌を歌うしかない。(笑)