昔ばなし ⑩ ダブルバインドを解く メッセージ
前回 「メッセージ」 について書いた。
雨上がりの庭で くちなしの香りの
やさしさに包まれたなら きっと
目にうつる全てのことは メッセージ
カーテンを開いて 静かな木洩れ陽の
やさしさに包まれたなら きっと
目にうつる全てのことは メッセージ
新井由実 「やさしさに包まれたなら」 である
メッセージというのはスイッチ、、あるいはトリガーであって
相手の心の中にある 「アンカー」 をサルベージするものである。
アンカーとはあるイメージを伴った気持ち、、、
あるいは一団の行動型式、具体的な自分のスタンスを感じるココロ、と言ってもいい。
昔、ゴルゴ13で 「国民性というのは、おもしろいですな。国歌を聴くとアメリカ人は勇気が湧き、日本人は荘厳な気持ちになるらしい。」 という (うろ覚え) シーンがあったが、それもアンカーである。
「コマンド」 のように条件「A」において 与件「a」 なら F(a) といった直線的なものではない。
ダブルバンドとうのがあって、二重拘束ともいったと思う。
進め!と言われながら実際に進むと罰せられる状態。
教えた通りやってみろ!違う! 見ればわかるだろう!!と叱るのも一種のダブルバンドとして機能する。
部下を指導するとき、多くの人間がこのダブルバインドのクビキの下にいることを感じる。
繰り返しメッセージを、、ユーミン的にそいつをコトほぐ、祝福するメッセージを送り続けて 「トライ&エラー」 でいいんだ必ず、結果は出るから!と、、、、
これをどう納得させるかに全てはかかっている気もする。
なかなか上手くいきません。。。
たくさんつぶれていく人を見たが、根性が切れたとしか言えない感じだったなー 最後は。
頑張れなくなって、辞めていくとき 晴れやかな顔になる奴は、、 結構多いものです。
オレって、やっぱり駄目だったー よかったー 違うアンカーに絡めとられているのであると思う。
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