マーケティング  お客様「ご納得」 普通の商売に徹する。


先ほどの225記事の雑談でトンズラ社長の経営マインドの無さに驚いた話を書いた。
経営マインド…とは少し違うか、、経営マインドとはキャッシュフローに対する理解だからなー
経営うんぬんより、マーケットに対するパースペクティブの話だな、、


『ビジネスマンのための「行動観察」入門 』
(講談社現代新書)  松波 晴人 (著)

『半径3メートルの「行動観察」から大ヒットを生む方法 』
(SB新書) 髙橋 広嗣 (著)


という本があって、良書である。とくに『半径3メートル-』は事例が短くまとまっていて読みやすい。
立ち飲みのカウンターで他の客のオーダーを見ながら、お客様単価向上の小鉢メニューに思いをはせ、
職人である部下へのサジェッションに、どうすりゃ分かるかなあぁー、と悩む身にしみる話が詰まっている。


なにかが売れている、あるいは 「売上急減!!」と聞けばお客様の 「幸せ感覚」 を常に妄想するが、
プロである「部下」にとっては 「製品の品質」 がなにより!なのである。

お客様は 「ご納得」 にお金をお支払いになるのである。
お客様の 「ご満足」 などは決して目指してはいけない。

あと500円無駄遣いして幸せになりたくて幸せになりたくて、足踏みしてアイドリング中のお客様の背中を
「ほら、これですよね!」と後押しするのが 「商品」 である。
マーケティングはそのためにある。


「STP」と「4S」をちょろっと書いたきり一向にコトラーらしい話に進展していないがつまり、「ご納得」をご提供していることが分からなければセグメントもプロダクトもあったものではないのである。

ましてや 「プロモーションをかけてたいんですがー」 など業者の妄想である。
ご近所商売は 「露出」 で十分!

なぜ、販促をかける?!
普通に商売してよく儲かるからこそ「名店」なんじゃないか!
名店に仕上げてこそ、そこで働いてくれてるスタッフに恩返し出来るのではないのか!


事業とは「従業員」「業者さん」「お客様」の三者に報いる営為である。
だからこそ、従業員は使いツブシ、儲からないお客様は即切り! 業者?お前ら使えねー、もうイラねー!
という非常さ、、(笑) それでも胸を張ってやっていけるのである。
それでも残った三者で幸せになろーね!というハナシである。


だって、板コ一枚下は地獄、なのである。 生き残ってるのが奇跡だと思ってくれよ!みんなぁー (笑)