マーケティング  安目を売るな!!

フランチャイザー本部での経験が豊富だったトンズラ社長はキャンペーンが大好きだった。

売り上げの上がらない火曜日には特売をかけたし、客足の鈍る2月にはチラシを打ちたがった。
スタンプラリーや割引券、無料券で売り上げ増加を図った。


売り上げ増加が即・収益増加につながる、チャイザー発想そのものである。
もちろんフランチャイジー・加盟店も利益は上がるが、「安い店」として見られるリスクを負うことになる。


飲食の価格戦略など

「お手軽・立ち食いうどん」
「オヤジ店・来々軒
「高級店・赤坂離宮」  の三つ しかない。

安いのが売りなら、駅前立ち食いか、ロードサイド大店でやるべきである。
他人資本を取り込んでチャイジーを募って資本効率を上げなければ成り立たない。

オヤジ店としての付加価値をどうつけるかが小さな商売の根本である。

トンズラ社長の天才だけが訴求力の会社である。
他とは違うね!とお客様に言わせなければ事業をする意味はない。


毎日、そう教えたが分からなかった。

トンズラ社長にまったくもって稼ぐ気がなく、慣れたワークでいいカッコウがしたいだけ!
なのに気が付かなかったのである。


安目を売るな! お客様予算の上を取りに行け!  そのかじ取りに労力を奪われた。 (笑)
スタッフ全員、オヤジ店で飯を食った経験がなかったのである。 (笑) 、、、 笑えねー 、、、、