9/9 重陽の節句 「金盃」 菊の酒

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重陽、9月9日は 「菊の節句」 だそうだ。
重陽、、意味はよく知らない。
司馬遼太郎の 「韃靼疾風録」 に 「では、二年後の重陽に会おう。」という場面があって
昔は一般的だったんだな、雅なモノだったんだなー、、と思うのみである。


新梅田食堂街の 酒肆 「金盃」 は重陽の日に毎年 「菊花」 を出す。

重陽に毎年来ていたお爺さんの俳句なども飾ってある。
…ナンとかをうかうか過ごす菊の酒、、、ナンとかは、なんだったっけ、、覚えてないや。 (笑)
毎年来て一句詠んでいたらしいその爺さんも、なくなって何年になるんだっけな?


小鉢から自分で盃に菊花を散らし、静かに含めば、、秋を寿ぐようでもあり、何かを偲ぶような気分でもある。
なにかもう覚えていない、むかしむかしの懐かしいものが訪ねて来てくれたのに気づかなかったような気分である。かたじけない、ちゃんとありがとうって言えばよかった、もう、それが何だったかも憶えていない、もう覚えていない、想い出せば嘘に替わってしまうような…

もう想いだせない懐かしいことが増えていくののは、年を取るのは、そう悪いことでもないなあと今夜、思った。