戦争法案、参院理事会通過、明日可決どそうだ。

■ 
 自民、公明両党は17日の参院平和安全法制特別委員会で、集団的自衛権の行使容認を含む安全保障関連法案の採決を強行し、両党と日本を元気にする会、次世代の党、新党改革の賛成多数で可決した。採決に反対する野党議員と議事を進めようとした与党議員がもみ合い、怒号が飛び交う中での採決となった。与党は法案を17日夜の参院本会議に緊急上程、18日中の可決・成立を図る構えだ。
 
 「そんなの、アリかよ!」。強行採決のアナウンスに、国会前に集まっていた大勢の市民から驚きと怒りの声が上がった。「本当か」。スマートフォンでニュースや動画を確認しようとする人の姿も目立った。
     
 午後6時半からの集会には、野党議員たちが駆けつけ、与党を批判した。「議場では何も聞こえず、本人たちも何をやっているのか分かっていない。強行採決にすらなっていない『強行採決もどき』だ」というスピーチに拍手が起きた。

 「どさくさに紛れて採決するのではと思っていたが、ここまでやるとは」。家族3人で来ていた相模原市の団体職員、渡辺幸之助さん(43)は怒りをにじませた。東京都三鷹市の主婦、菅原節子さん(65)は「首相に私たちの声は聞こえていないのでしょうか」。国会前ではその後「強行採決は無効!」のコールが起きた。

 怒りの声は各地で上がった。札幌市の大通公園で子供を連れ抗議集会に参加した札幌市手稲区の主婦、松田桃子さん(36)は「次の選挙で怒りをぶつけたい」と力を込めた。

<後略>


ナンの猿芝居か?と思うが、ナニか先への伏線なのだろう。

違和感リスト

・護憲の牙城・内閣法制局のチェックが済んだ法案を 「違憲」扱い

安保は軍事同盟であり集団的自衛権を前提としていることに言及しない。

・米国駐留軍が日本にいるが、普通の国では他国の駐留軍はいない。つまり日本に普通の主権はない。なぜそれを言わないのか?

・戦争自体はパリ不戦条約を国連憲章が引き継いでいるはずだ。一般に戦争は出来ないことになっている。

・また国連には敵国条項がある。個別自衛権を行使して、日本が米軍を追い出し、自前軍備を進めれば上記国連憲章の例外として、どの国でもすぐに日本を攻撃できることになっている。つまり個別的自衛権を行使するためには本邦は全世界を相手に戦い勝つだけの能力を現時点で備えていなければならないが、時間的予算的に不可能である。

・国会審議と法案採決を「民主主義の否定」と言うなら、何が民主主義なのか

・そもそもデモクラシーはクラシー=制度である。手続きのことであって、民意をその手続きで行政に反映させるシステムである。

・選出されたセクター=議会に行政的決定をチェックさせる機能しかない。

・17・8世紀欧州のように国王が勝手に徴税して、勝てない儲からない戦争を始めるわけでもないのに、いまホントに議会はいるのか?

・現状は非・選出セクターである行政組織=官僚が出してきた案件を議会が猿芝居でオーソライズしているだけである

・今般、法案議決を巡って大騒ぎになってるのは、それだけのシナリオを行政体がつくって、大騒ぎのウラ予算をつけたからである。

・アベ総理も敵方・シールズ=民青の合弁子会社、も連れてこられてプロレス興業してるだけなのに、なぜ一般市民がデモするのか?


政治は貴族がするものだし、国は貴族のモノである。
オレは庶民だから、、、あんまり興味はない。
行政体の貴族化は望ましくはないよねーとは思うので、選挙の時はそのように投票していきたいと思う。


まあ、なんというか、昭和60年だっけ?に阪神が優勝した時のような騒ぎだ。
こんなふうに、小泉劇場時代に定義された「B層」が動員されているときはなにかビッグ・ピクチャーが描かれつつあるんあろうなーと思う。

小泉さんの時は「アメリカさんに郵貯のお金みんなあげますぅー」で官僚が盛り上がって、阿倍・麻生と役人がやりたい法案だけを通したら、あげるハズだった郵貯を引っ込めるために民主党を担ぎだして、それが終わったらまた懲りないアベさんを出してきたよなあー(笑) 

アベさんは育ちがいいので、カモられてもパシらされてもよく分かってない印象である。