文春砲 雑感

政官界からの週刊文春へのリークのことを「文春砲」というのだそうだ。 知らなかった。

文春は「マルコポーロ」でホロコーストはなかったという海外からの寄稿を載せて廃刊になってから政官界とのパイプが出来た印象である。
海外からのアンチ・ホロコースト記事、、、そんなもの、普通のジャーナリストは載せない。

当時の編集長は旗艦週刊誌文春の編集長経験者、花田紀凱氏であった。
花田氏といえば、近年、朝日新聞から右翼雑誌に移ったのにも驚いた。 (笑)

下記の記事はネットで見つけた。良くまとまってるので、残しておく。

スクープは、文春新潮ポストが強いそうだ。 どれも非新聞社系である。
つまり単独でスクープを取っても、母屋の新聞業に類焼しない雑誌である。

ベッキーや清原は多分、甘利氏と同じく、TPPの迷彩「芝居」である。
文春が官僚の請負でネタと予算をもらって書いた記事だろう。  と、思う。

    テレビや新聞には、なぜ「文春砲」のようなスクープがないのか
© ITmedia ビジネスオンライン 提供 

 「文春砲」の勢いがとまらない。
 年明け早々にベッキーとゲス川谷氏の「不倫疑惑」をスッパ抜いたのを皮切りに、甘利
明経済再生担当相の「口利き疑惑」、清原和博容疑者にいたっては1年半前にシャブ疑惑を
報じていた。著名人を奈落の底へと叩き落す特大スクープの連発に、「デスノートか」な
んてネットで話題になっていたところへ、「イクメン」アピールをしていた宮崎謙介議員
の不倫を暴いたことがダメ押しとなって、「スゲー」を通り越して、「センテンススプリ
ング、怖すぎ」という声すらもあがっている。
 個人的には、また近く大物のクビをとるような「文春砲」が炸裂する日も近いとみてい
る。
 週刊誌記者をしていた当時は、「文春」のスクープに「こりゃ完敗だ」と感じたことは
一度や二度ではない。取材が長期に及ぶ大事件の場合、現場に文春の記者が来ていると、
いつ抜かれるのではないかとビクビクしながら取材していた。
 なかでも特に警戒したのは、今のように特大スクープが続いている時だ。
 勢いのある週刊誌には「あそこにもっていけばきっちり取り上げてくれる」とタレコミ
内部告発が多く寄せられるという「好循環」が生まれる。つまり、今の文春はスクープ
のフィーバー状態に入っており、まだまだ大ネタが控えている可能性が高いのだ。
 それは楽しみだと期待する方も多いだろう。週刊誌記者という立場を離れて一読者とな
っている自分としてもまったく同じ気持ちだが、その一方で今の状況はあまりいいことで
はないという気もしている。

< 中 略 >

●「日本特有」の事情
 いやいや、今回はたまたまでしょと思うかもしれないが、このような傾向は昨日今日始
まったわけではない。
 例えば、2000年代になってから閣僚の辞任を数えるとざっと30件。そのなかで明らかな
健康上の理由、および政局や政府の方針に逆らっての罷免などを除く「不祥事」による辞
任は18件。その半数となる9件は『週刊文春』『週刊新潮』などの週刊誌のスクープが引き
金になったものなのだ。
 これは「日本特有」の事情で、「権力の監視」が重要な役割となっている海外の報道機
関には奇異に映る。だから、米国のOpen Source Centerというメディア研究機関は、「政
治や企業などほとんどのスキャンダルは新聞ではなく、週刊誌や月刊誌から公表されてい
る」と驚きを交えてレポートしている。
 この傾向は近年にさらに顕著となっている。2010年代に入ると、民主政権、自民政権通
算で不祥事辞任閣僚は7人だが、そのうちの5人は「文春」「新潮」「ポスト」の報道で窮
地に立たされている。

< 中 略 >

 「文春砲」を支えているのは文藝春秋の社員ではなく、フリーランスの記者だ。彼らの
姿を見て感じるのは、取材力もさることながら、社員記者のように安定していない分、ネ
タ1本でいくらという個人事業主的な意識が強いのだ。この「サラリーマン記者ではない」
という猟犬的なマインドが文春クオリティをつくっているといっても過言ではない。

< 後 略 >


なぜ、そのフリーランスに潤沢な予算がそのタイミングでついたのか? 
文春の官界からの請負仕事だからでであろう。 (笑)

ジャブ・スターの清原はたった一人だが、薬物関係で何十年も強烈なバトルをしながら食ってる官僚は多い。
TPPのタイミングで清原の首をあげた厚生?あるいは警察系の高級官僚グループの笑顔が見えるようである。