別れの春の夜に思う。 出会いの春でもある。

ショップ店長からアルバイト募集してほしいと言われ 「ああ、そうか。春だなー」 と思う。

ながく勤めてくれた女子大生のミナミちゃんも卒業か。
キビキビにこにこ動いてパート主婦の皆様方から好かれている、いいアルバイトだった。
4回生になってシフト自体は減っていたのに年末31日と年始3日には無理して入ってくれた。

こういうコは社会に出ても大事にされる。  ミナミちゃん、4年間ありがとうね。  幸せになってね。



別の店での別れもありそうである。   社員である。

仕事は本当に本当によくできたが、退職の意向を、、、今週聞いた。
責任者としての成果・数字を上げさせることが出来なかった。。。    悪かったと思う。


いろいろと話をしたが、、、俺の言ってる意味が分からなかったらしい。

「それはよく分かります!」といつも言っていたが、横で見ている支配人から 「あれは、分かってないかもしれませんよ。」 と言われたとおりになった、、ということ なのだろうかなあ。
経営者として我ながら甘いなあと思う。  甘かった、すまなかった。



昨日、新しく商売を始めるお客さんの企画書を見ていて、自分のスタンスに終始しているのを感じた。
マーケット、、自分がグリップできる顧客をどうレイヤーするか?そしてそのレイヤーをどうチャンクして何をもってグリップするのか? 商売はこれに尽きている。
そのことを伝えると 「ハッ」 としたお顔になったのでうまくいくかもしれない。

先日、コピーの先生と話していて「軍艦さんは部下の戦術に関与し過ぎじゃないの?」と言われた。
戦術に関与できるから戦略が立てられるのだが、、まあ、それは経営のプロの話だ。
オレがお教えするのも失礼なのでお茶を濁した。
戦術戦略論というのはたいてい逆に語られている。戦術から戦略に逆行するのがビジネスの基本である。

ヒトのことはともかく
マーケットグリップという意味でこの相場にトンマなポジションを取りつづけたコトを反省している。



今夜、意外な方からお電話を戴いて恐縮した。 いろいろお世話になったが日頃は疎遠な方である。
電話で1時間ほども、様々なことを教わった。 ありがとうございます。

近々、お会いできることになった。   こういう出会というかご縁もある。  ありがとうございます。




「花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが人生だ」
井伏鱒二の本を畏友・Ston君がくれたのはもう四半世紀も前である。


…もうすぐ春である。

わかれと出会いが巡ってくる。


年甲斐もなく反省したり感謝したりの春である。

誰かと出会ったことの 「ありがたさ」 が分かる齢になってよかった。
生まれてそして死んでいく。 ほんとうに人生とよべる時間は50年ないだろう。


別れていく人は、いきさつはともかく敬意をもって送りたい。
ご縁のできた方には、お声がけいただいたことに感謝している。

百年経てば、いまいる人はもう誰もいない。 それが人の世である。 


どうも、うまく言いつくせいないが、 もう何度もめぐり来ないだろう 「春」、に思ったこととして書き残しておく。