1990年代のミスチルの商品性。 畏友・山ちゃんの教え。


ミスチルという楽団が流行っていた1990年代、畏友・山ちゃんと飲み屋での話。

山ちゃんは、元・ラッパ吹きである。
プロを目指してしばらく悩んでいた。

いまは、堅い、、カタギの 勤め人。




ミスチルって1970年代の和製ロックの典型的な売れないバンドだよね?

ああー、 ああいう感じいたね。


ヘタだよね、うた自体?

ヘタというより、音程がぶれるんだよね。  ロングトーンが一発で決まらないから。

 …それって 「ヘタ」じゃないの?



…音程が怪しくなるギリギリの 「キー」で曲を設計してるんだよ。

…なんで?

その方が必死感が出てドラマティックになるから、、、   よくある技術だよ、歌謡曲では。





それ以降も、、、2000年代もミスチルがいたのかどうかは知らない。

ただ、音楽というか歌唱の品質を落としても、商品としての色づけをしているという発想に驚いた。



「キーを落とせば こんなふうにさ、男の声でも歌いやすくなるけど、、、退屈だろ?」

「シャウト感なくなるだろ? (笑)」

「女性歌手でも同じことは ヤルよ。」  こんな感じ …



と実演してもらって、納得した。




商品性について、久しぶりに考えていて、いきなり思い出したので、残しておく。

若い頃、、おなじく若かった山ちゃんからは、多くを学んだ。