「座右の山本夏彦」  嶋中 労 「女と猫」のこと。



「座右の山本夏彦」 嶋中 労

山本夏彦の 短文集? である。



書庫が混乱していて、なにがどこやらよくわからない。
山本夏彦もどこにしまったけな?状態で
上の短文集が見つかった。


はじめに山本夏彦の小伝があって
テーマごとにコラムの中から選ばれた文章が紹介される。




おおむね

<正直者は馬鹿をみるという言葉がきらいである。ほとんど憎んでいる。>

のたぐいで、ファンなら何百回も読んだであろう。




うすい本の、終わりの方

<本を読むということは、死んだ人と話をすることである>

と題して、斉藤緑雨の警句が紹介されている。



  女と猫は酷似せると緑雨曰く、


    「容(かたちづ)くるに於いて、媚ぶるに於いて、

     淫を好むに於いて、恩を忘るに於いて。

     さらに鼻の冷きに於いて、死んで化けるに於いて。」




おんな のいる世界に生きられて

よかったなあと、、思うですね。 (笑)