下士官仕事、あるいは男の最高の人生。

10/27、相場は25MA・75MAにからんでハッキリしない。
 
本邦は決算週、11/2-3のFed待ちなどのサマリー続くが
菅総理と仙石大臣?だったっけ?の政治向きの不満も多いようである。
 
一口にいうとリーダーシップの欠如ということなのであろう。
指導者と補助者の間の組織規律の話なのかもしれない。
 
なんだか、むかし読んだオキュパイドJAPAN下の米国将軍の冗談を思い出す
 
「最高の軍隊は、米人将軍、独人将校、日本人下士官…」
兵隊はどこがいいのか忘れたが、つづけて曰く
 
「最低は、日本人将軍…」ははは、後は忘れました。
フランス人将校に中国人下士官、イタリア兵だったななー?
 
米国人ジェネラルですから、最高の将軍は米国人ですが、実際に戦ってみると
日本人下士官(プロ軍人、ブルーカラー階級)は異常に優秀だったそうです。
将校が凡庸でも軍曹など下士官の力で物量に欠ける戦闘を凌いだそうである。
 
最悪が日本人将軍というのが、やっぱりねー的でおかしい。
仲間内の政治で右顧左眄して、戦闘の勝利という、ゴールに対して無能だということらしい。
 
 
もともと日本は強烈なリーダーが組織を牽引する時代は400年ほど前に終えてしまったのである。
明治維新で一時復活したが、半世紀で官僚制度に飲み込まれてしまいました。
 
そうであるならば政治の仕事は、国のありようを、下士官仕事レベルでグリップ出来るように、
社会を再編集することであるのだが…どうなんだろう
 
下士官仕事が品質を決める、ヒューマンウエア主体の仕事…たとえば
観光業とか、お水産業など、茶の湯の伝統ゆかしいJAPANのお家芸であろう…と思う。
 
フランスが、フランス語とフランス女とパリだけで大国であるように、
国家のディグニティは庶民にでも簡単に分かるところに存在するのである。
卑近なところで、日本の風俗嬢の方が、同じくフィリピンや韓国の出稼ぎ嬢よりいいと
世界中のスケベなオッサンらが思えば日本はねえちゃん大国として尊敬されるのである。
 
 
そう言えば、昭和時代の冗談で  「男の最高の人生」 というのがあった。
アメリカ人の給料で、スイス人の家に住み、中国人コックを雇い、日本人の妻と暮らす」
 
同じく  「男の最低の人生」
「中国人の給料で、日本の家に住み、イギリス人のコックを雇い、アメリカ人の妻と暮らす」
 
日本人の戦略的ポジションが見えてくるような笑い話である。