つづきです。最低は日本人将軍

kabuoyajiさん、こんばんは。
コメント+ぽちっとありがとうございます。
コメントが入りきらなくなりましたので、こちらに書きます。
 
仰るとおり、日本人将軍が尊敬されないのは敗軍の将だからではありますが…
旧軍の将軍レベルは、くだらないこともたくさんしています。
まず一番ダメだったのは、
攻撃作戦日が「陸軍記念日」「天長節」など分かりやすかったこと。
また、米軍が「ゼロ戦攻略法開発」などイロイロと工夫して作戦しているのに
日本軍は定時出勤+通常業務の攻撃に終始、
前回失敗したのと同じフォーメーションでどんどん部隊を消耗したからでしょう。
 
また、様々に将軍の責任問題にならないように
海軍省の事務方も現場の軍団レベルでも色々と工夫して言い訳作戦をたくさんしています。
 
例えば、玉砕したアッツ島も、北洋担当の艦隊に出動作戦がないと、
他の艦隊とのあいだに勲章と給料の差が出てマズいから、
戦略的に必要はないけど出動…
どこかの道路族議員のような話です。
(艦隊や部隊についてはうろ覚えですすいません)

どんなに負けても前任者からの作戦を変えると責任問題になるからそのまま…
 
また、南京攻略の時は日時を東京都民(当時は東京市だったっけ?)がみんな知っていて
戦勝の提灯行列の準備が隣保で完了しつつあって、万一遅れると大変なことだが…
という確認連絡が大本営から現地軍に発せられるほどゆるみきっていたようです。
 
ミッドウエー作戦も暮れの居酒屋の親爺レベルでみんな知ってたとか(笑)
もう、トップマネージメントとしてはグズグズです(笑)
 
もちろん、旧軍自体はしょせんお役所なので日本人一般を代表しているわけではありません。

日本人の底力を恐れる外国人は多いでしょうが、
政府だの財務省など官僚だの役所の事はナメ切ってるでしょうね。
役所の振り付けで踊っている政治家も…尊敬されにくいだろうなあ。
 
部隊レベルの軍の事は恐れていると思いますが、
軍を統制している文民はバカにされてる…そんな感じでしょうか。