米国債、利回り、9ヶ月ぶり高水準。

ブルームバーグの記事である。
考察は後からする。
そのまま、残しておく。
 
 
米国債(4日):利回りが9カ月ぶり高水準-失業率低下で(Update1)
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Buzzurl   2月4日(ブルームバーグ):米国債相場は下落。10年債利回りは9カ月ぶり高水準となった。1月の雇用統計で失業率が予想外に2009年4月以来の低水準に低下し、雇用市場が改善するとの見方が強まった。
  30年債利回りも9カ月ぶり高水準。家計調査に基づく1月の失業率は9%に低下した。一方、事業所調査に基づく非農業部門雇用者数は前月比3万6000人増加にとどまり、市場予想を大きく下回った。悪天候が影響した。ニューヨーク連銀がこの日買い入れた米国債は72億7000万ドルで、過去の平均を下回った。
  ジェフリーズ・グループの政府債エコノミスト、トーマス・サイモンズ氏は「経済指標の全体的なトーンはこれまでのところプラスで、市場もそれを認識している」と指摘。「依然として大いに満足できるペースでの回復ではないが、順調に進んでいる」と加えた。
  BGキャンター・マーケット・データによると、ニューヨーク時間午後5時1分現在、10年債利回りは前日比8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の3.64%。一時3.66%と、昨年5月4日以来の高水準を付ける場面もあった。同年債(表面利率2.625%、2020年11月償還)価格は5/8下げて、91 3/4。
  30年債利回りは一時8bp上昇の4.74%と、昨年4月15日以来の高水準。2年債利回りは0.76%と、6月15日以降で最高となった。
  2年債と10年債の利回り格差は一時291bpと、昨年2月23日以降で最大となった。
           「統計上の異常」
  1月の非農業部門雇用者数の増加幅は過去4カ月で最小。12月は12万1000人の増加(速報値10万3000人増)に上方修正された。1月の増加幅は、ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミストの予想中央値では14万6000人だった。
  失業率は2カ月連続で低下。エコノミスト調査では9.5%と、前月(9.4%)からの上昇が見込まれていた。
  フィフス・サード・アセット・マネジメントの債券担当責任者、ミッチェル・ステープリー氏は雇用統計について、「これはよくある統計上の錯視にすぎない」と指摘。「解雇されている人はいる。これは統計上の異常値だ」と述べた。
  悪天候の影響を最も強く受けた建設と輸送業界では、雇用が減少。一方で製造業は1998年8月以来の大幅な増加となった。
           利上げの可能性低い
  米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のビル・グロース氏は、少なくとも向こう12カ月は、米金融当局による利上げの可能性は低いとの見方を示した。失業率を低下させるのに十分な成長を経済が生み出していないためと説明した。
  同氏はブルームバーグラジオとのインタビューで、当局は恐らく、利上げを検討する前提として最低で1カ月当たり20万人の雇用増が見られることが望ましいと考えているだろうと述べた。
  米連邦準備制度理事会FRB)のバーナンキ議長は3日の講演で、景気回復が根付いたと金融当局者が確信するには、十分な期間にわたり、強い雇用創出が続くことが不可欠だと述べた。
翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:ニューヨーク 森 茂生 Shigeki Mori smori1@bloomberg.netEditor:Tsuneo Yamahiro, Shigeru Chiba記事に関する記者への問い合わせ先:Susanne Walker in New York at swalker33@bloomberg.net;Daniel Kruger in New York at + 1-212-617-2986ordkruger1@bloomberg.net
更新日時: 2011/02/05 07:47 JST