覚悟ということ

kabuoyajiさんへのコメントの返事が500字でハネられたので、こちらに残しておく。
 
 
kabuoyajiさん、たくさんコメントありがとうございます。
 
最近の日経新聞で作曲家の都倉俊一氏が一代記を書いていました。
…記憶違いもあるかもしれませんが、日本の特殊性にハッとしました。
 
外交官だった父親についてドイツだったかにいたとき一緒に遊んだ仲間。
学生運動についてともに語ったその友人が氏の帰国後、軍に入って戦死した。
日本の学生運動は、如何に語られようと戦争とと無縁のところにあった。
 
 
自らは望まないが、必要な行為として戦争に行き
自らは望まないが、自分の死とまともに向き合う。
 
いのちは大切ですが、それをさし出してもなさねばならないこともある。
そういうものと、向き合わないように、うまく誘導されてきたのが今の日本である。
そのように、感じることがよくあります。
 
 
>政府が正確な情報をキチンと出さない、と言うのが困りもの
 
もちろんそうですが、
官僚もまた、背中に刃物を当てられないとまともに働かないかなーと
思います。(笑)
 
 
山本周五郎武家モノの小説に
今この場でスグに死地に赴けるか?
今この場でスグに腹が切れるか?という問いかけで、
人としての覚悟を問うものがいくつかあったように思います。
 
若い頃に読んで「ああ、覚悟とはそういうことかー」と思いました。
 
 
死ぬも生きるも、逃げ場があると思いながらじゃ胆はすわりませんよね。
菅総理を見ていて、よくそう思います。
 
それを思えば「埋」の一言が言える相場はパラダイスですねー(笑)