NY 強気。

2000年代前半の不動産バブルを債券化してFedがケツもつんならバブル再来なんだろう。
 
 
今晩のNY株の読み筋=米国株、史上最高値更新でもまだ割安
19時16分配信 モーニングスター
 
 米国株のダウ工業株30種平均は13日、1996年11月4-15日以来16年4カ月ぶりとなる9日続伸を見せ、5.22ドル高の1万4455.28ドルで終了。ダウの史上最高値更新は7日連続となる。S&P500種株価指数は1554.52で終了し、07年10月の史上最高値1565.15まで11ポイントを切った。
 
 きのうの上昇は米2月小売売上高が前月比1.1%増と市場予想0.5%増を大きく上回ったことによる。また、先週の米雇用統計は大きな追い風となった。一見、米経済指標が株高を支えているように見える。それは間違いではないが、大きな流れで見るとFRB米連邦準備制度理事会)の金融緩和が後押ししている面が大きい。
 
 FRBリーマン・ショック後、数回にわたってQE(量的緩和)を実施。12年9月からはQE3(量的緩和第3弾)としてMBS住宅ローン担保証券)を月間400億ドル、13年1月からは国債を月間450億ドル、合計月間850億ドルの資産購入を行っている。現在のQE3は終了時期を定めないオープン・エンド方式となっており、QE2などと比較しても「緩和効果が高い」(SMBC日興証券)という。米国株は年末の「財政の崖」問題や欧州債務問題、歳出強制削減の発動といったリスク要因をものともせず上昇し高値を更新してきた。QE2、3期間中にリスク資産へのシフトが進んだためだが、金融緩和策は当面は続く可能性が高く、株価を支えそうだ。
 
 S&P500の過去15年間の平均PER(株価収益率)18.22倍に対し、昨年末時点の13年度予想PERは14.01倍。米資産運用大手T.ロウ・プライス・インターナショナルの株式部門ポートフォリオスペシャリスト、ヘレン・フォード氏は「株価上昇を考慮しても、業績が一段と拡大していることから株価水準は依然魅力的。現在の米国株には、まだ上昇余地は十分ある」と話す。短期的にはともかく、中・長期的な上昇余地は大きそうだ。
 
 米経済指標は新規失業保険申請件数、2月米卸売物価指数、10-12月期経常収支、30年債入札。ラスキンFRB理事がシンポジウムで開会のあいさつを行う。(宮尾克弥)
 (日付は現地時間)