昔ばなし ⑪ さくらさんの「背中」コメント。

昨夜、さくらさんからもらったメールが…じゃねーや、コメントが良かったので記事に残しておく。

「背中でひっぱる指導はサイテー」 とか 「ずーと、しゃべれ。返事をさせろ、しゃべらせろ。コマかく指示を出せ、リズムをとれ!」 「はい、お願します。あ、ありがとう。これもお願い。そうそうオッケー!!リズムをとらせろ!!」 とか指導してきたが、もちろんその場というか場面による。

ドラマや映画だってえんえん同じシーンだったらイヤでしょ?

昔読んだ山下洋介だったっけのエッセイで
「ドイツまでスイス経由で列車で移動すると絵葉書のようなうつくしい風景が3時間ばかりつづいて食傷 (大意)」
と読んでなるほどと思ったが、、指導も同じ。ショップ営業も同じ。

ステージあるいはコンサートのつもりで指導なり営業なりしなくては相手に伝わらない。

会議も同じ。
舞台だと思えば、いいのである。
全力で歌われたのではかなわない。
客席からの拍手や笑い声、ファイナルでの紙テープもステージ演出のうちである。

都はるみのファイナルがyoutubeにアップされてるから、10回くらい観ればいいと思う。


■   さくらさんからのコメント

若い頃は、後輩に教える手段は自分の背中だと思ってました
テクニックなど不要、オレのやり方を見ろ!盗め!のココロでしょうか(笑
ある年齢からは、そういう面倒をショートカットして言葉で伝えるようになりました
これはこういう理由で、あれはそういう理由で、という風に。

一般論ですが、背中で伝えるのは難しいみたいですね(笑 


■   さくらさんへの返事


さくらさん、こんばんは。

トンズラ社長に 「背中で引っ張っちゃダメ!」 というとびっくりしてて、こっちがビックリ!!
「言葉で教えないと、あなた以上の部下が出来ないでしょ!?」
「あなたと仕事するだけで嬉しい程度の部下育ててどうするの!?」
「そんな奴に養ってもらえるかーっ!?」

「馬には乗るんだよ!あなた、馬を担いで走るの!?」

って、感じです。

トンズラ社長は「天才」かつ「カリスマ」でしたから、分かってもらえませんでした。
3店であっぷあっぷして、「僕が3人ほしいですー」 と泣きが入ったので
「ほらほら3人に分裂して!(笑)」 とイジメるとシオれてました。


部下からその部下に伝わらないと苦労すると思います。
経営者は最後はしゃべるだけです。


「御名御璽」 で動かすんですよ。
おお、なんと不敬な!!(笑) 



■  再度、お礼申し上げます。

さくらさん、改めてありがとうございました。

トンズラ氏に、「背中でひっぱんな!」と言ったのは、社員もいればPAの方々もいる現場指導が背なか教育にふさわしいフィールドではないからです。

わたしが、「オレの考えじゃなくて、オレが学んできたことを教えてんだから反論すんな!!」と指導するのはとりもなおさず、私が誰かの背中から学んだことを整理して伝えているからです。
決して背中から学べないわけではありません。 が、、そのフィールドは選びます。

ステージの話と同じ、それはそれとして演出は必要です。
相手をその気にさせる気遣いを 「おもいやり」 といいます。

沖縄米海兵隊 「思いやり予算」 ってーのもありましたねー (笑)