野坂昭如 黒の舟唄、、1970年代!

黒の舟唄 を初めて聞いたのは、昭和50年頃である。  堕胎を暗示する言葉に満ちているが、、
高校生だったので、それはともかく…    したいなー と思っていた。 (笑)

えんやこら 今夜も 船をだす  ♪

もっと楽しく オメコしたいなー (笑) と思ったのみで…
まあその程度の、アホな子供でよかった。  のかもしれない。


1970年代は 非常に乱脈な時代だったようだが、そのくせ 必要以上に深刻なムードだった。

核戦争の恐怖が 「猿の惑星」にまで影響し、米ソの核ミサイル競争が過熱した。 ように語られた。
貧しいソ連の核開発予算は、米国の肝いりで欧州での起債で調達されたように、、、(笑)  

…仄聞するのみだが…



 「黒の舟歌

  男と女の間 には
  深くて暗い川 がある
  たれも渡れぬ川 なれど
   エンヤコラ今夜も 舟を出す

  Row and Row  Row and Row
  振り返るな  Row Row


  お前が十七俺 十九 
  忘れもしない この川に
  二人の星の ひと かけら
  流して泣いた 夜も ある
 

  あれから幾年漕ぎ続け
  大波小波 ゆれ ゆられ
  極楽見えたこ とも ある
  地獄が見えた ことも ある


  たとえば男は あほう鳥
  たとえば女は 忘れ貝 
  真っ赤な潮が 満ちる とき
  なくした ものを 思い出す


  おまえと俺との 間には
  深くて暗い川 がある
   それでもやっぱり 逢いたくて
   エンヤコラ今夜も 舟を出す

 
  Row and Row  Row and Row
  振り返るな  Row Row


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