子供を応援するのが親の務め。 アホか?

いつのも BARから、「先生おこしです。」 のメールが来たので

神戸でヤキソバを喰った帰りにすこし顔を出す。


なぜかお怒りである。  いつもだが…  
2回に一回は怒ってらっしゃるかな。 (笑)


古いお友達と飲んだお帰りのようである




「友達で、息子が高卒進路で 『歌手になりたい』って言うのをまともに聞いて、
 歌手専門学校に行かせたバカがいるんだよ!!  昔なっ!!」


「進路指導の教師から、やめた方がいいって言われて

 『あんた関係ないだろ。オレは親だ!子供を応援するのが親の務めだ!』
 って啖呵を切って、大学へ行かせたと思って、2年間の歌手学校と2年間の歌手チャレンジは認める
 それでダメだったら諦めなさいって、、何を考えてるんだ、バカ者が!!」

「うちのムスコなら、『馬鹿者!』 ガチンと殴ってそれで終わりだ!!」



先生はテキトーに生きてらっしゃるエリートである。
リタイアした元・ゼロイチ系本社のビジネスマンだ

「10年くらい前まで印税がはいってたぞ、もちろん憲法で。」
とおっしゃるので、期間の長さから 「有斐閣ですか?」 と訊くと   「…うん。」

どんだけエライ東大教授の代筆をしてたんだ! (笑)   
…まあ、そういうお方である。
 
あまり フツーにお見かけするタイプの方ではない。




「歌手学校の時は、もう一人の友達とヤメロと言ってやったのに、まだ今でも歌手志望だ、30歳超えて、、、」
「いまだにムスコが東京から送ってくるCD聴かせるんだオレに、、、間違ってる!」


「その時、一緒にヤメロとサトしたもう一人の友達の娘が高校生になって
 『わたし、パーマ屋さんになる♡』 って中退するのを 
 『娘を応援する!』 …で認めるんだよ。 これがまた!!」


「あの時、お前も歌手はダメだって言ったろっていうと、
 いや子供の夢を応援するのが親の云々で、、おかしいと思わんか!?」

「ウチのムスメならガチンと殴って終わりだ!!!」



「10代のバカの見る夢に薪をくべたら終わりですよね…」
「うん。」

「子供の夢と、親の務めってテレビで言ってるんですか?」
「いや、テレビというより、一般的な言説だわな。」


ということで、たぶんテレビで言ってるんだと思った。
先生もテレビは ほとんど観てないはずである。




基盤のハンダ付けをコンピューター制御で機械がするようになって
緻密な作業に堪える能力を持った職業人は必要なくなった。
コンピューター集計で算盤も滅んだ。


千堂あきほ が宝塚の高校、芸能科を卒業したと読んで驚いたのも40年近い昔だ。

政府はすでに1970年代から、
知的能力は高いが知性的でない若者をたくさんつくって
彼らが30歳を超えて、社会から相手にされなくなってから
いわゆる3K、緻密でキツい仕事に回収していくことを考えていたのだと思う。




親が子供を応援する必要はない

師匠が弟子を応援するか?

応援は、自分で責任感じなくていい甲子園でヤレ!




子供は

だっこして、いっしょに笑って、世話をしてやって、導き、叱って、諭して、大丈夫だ! と励まして


そして、
私はお前が好きだ、 うちの子だから


誰かの役に立つ人間になって
そして 幸せになりなさい



と言ってやれば 十分ではないかと、思うのである。




自分を信じろ  普通にして 最善をこころがけろ

だれかを幸せにせよ

そうすれば 運命が お前を導く