法の網に取り込まれているという 「事実」は見えにくい。

空きスペースを貸すことになった



近隣で一番しっかりした媒介業者が案内してくれたのが
社会インフラ関係の法人のオフィス
net でしらべてOKした


賃貸借申込書から
賃借条件や工事費用などの稟議で
半月ほどかかるとのことだが

嘗てのように解約手付はない



…ある夜、媒介からTEL
「すいません、流れ(申し込み取り消し) ましたぁぁぁーーー。申し訳ありませんんんーーー」

「あ、そう。」
「すいませんーー。先方の稟議が通らなくて、計画内容自体が変更に とのことでーーー」



「気にしなくていいよ。さもアリなん!だ。」
「すいません、、いやーショックですーー」

「気にしなくていいよ。
契約・決済権者が見えにくい話だったからね
流れるかなーと思ってたから。」
「すいません。」

「貴君の仕事ぶりが好きだから
 是非に御社にお願いしたくて、
 他からの賃借の引き合いも 2-3件断ってるんですよ。」
「…ですよねー、すいません。」


「後でトラブルより、逆に 契約前でよかったよ。 つぎ頑張ってください。」
「ガンバリます!!」



 で話は終わった。


消費貸借以外はたいてい諾成契約で
賃貸借も、オファーにビットがついた時点で
付帯条件に問題なければ、契約成立である。

契約破棄なら損害賠償で訴えられる。

複雑な利益衡量、長い裁判を回避するために
契約には手付金がつきものだったが
消費者保護法で有名無実化した。



簡単に申し込みを撤回する事業者借主は多いそうだ

個人はもっとすごい、、というか
媒介に申し込んで案内予約をしてスッポカシ
来店しなかったりするらしい。

もちろん携帯は通じない。(笑)



ノーリスクでいろいろな可能性や条件が選べる時代になった
情報へのアクセスも日進月歩である。

パソコンなど電子デバイスや通信システムの youtube広告は
目まぐるしいばかりの通信アビリティ
そして 身体感覚をはるかに超えた 
バーチャル映像を見せてくれる。


自我は拡散し、自由な世界は広がった

契約など法的しがらみは見えにくくなっている。



 お菓子の国から無事に戻って来れるのは 

 おとぎ話の世界だけだと思うが、どうか。